中国が世界最大の「富豪輸出国」に・・・10年で7万6000人
英紙フィナンシャルタイムズの2014年9月14日付報道によると、同年6月時点で不動産を除いて10億ドル以上の資産を持つ人は世界全体で2325人。国籍別で最も多いのは米国人で571人、次が中国人で190人だ。以下、英国人の130人、ドイツ人の123人と続く。中国は世界屈指の“富豪生産国”だが、もう1つの特徴がある。外国に移民したり外国国籍を取得する富豪が多いことだ。14年6月までの過去10年間では7万6000人で、中国は世界最大の“富豪輸出国”という。
中国メディアの参考消息によると、オーストラリアでは、投資経営ビザ申請者の90%以上が中国人という。英国や米国でも同様だ。英国に拠点を置き、世界規模で不動産事業を展開するナイト・フランクのリアム・ベリー研究主幹は「裕福な中国人は、(外国に)移住したいという究極的な願望がある」と述べた。
2013年までの10年間で、投資や事業展開などを理由に外国に移住したり中国以外の国籍を取得した中国人は7万6000人で、世界で最も多い。第2位はインド人で4万3000人、第3位はロシア人で1万4000人という。
同じ10年間に資産家の移民を最も多く受け入れた国は英国で、11万4000人だった。シンガポールの4万5000人、米国の4万2400人と続くという。
ナイト・フランクが発表した同問題についてのリポートは「スイスの銀行業界が透明性を向上させたため、『資金の移転先』としての魅力を低下。海外に移住した資産家の中に、資金をシンガポール、英国、アラブ首長国連邦に移動させようと検討している人がいる」と紹介した。(編集担当:如月隼人)
2014年6月時点で不動産を除いて10億ドル以上の資産を持つ人は2325人。国籍別で最も多いのは米国人で571人、次が中国人で190人だ。中国は世界屈指の“富豪生産国”だが、もう1つの特徴がある。外国に移民したり外国国籍を取得する富豪が多いことだ。過去10年間では7万6000人で、中国は世界最大の“富豪輸出国”という。
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2015-03-10 18:00