日経平均は60円安で取引開始、軟調スタートも下値限定的

 11日の日経平均株価は前日比60円24銭安の1万8604円87銭で寄り付いた。  前日の米国株式市場でNYダウが今年最大の下げ幅を記録したことで投資家心理が悪化。日本市場でも売りが優勢となった。ただ、前日に先行して下落していたほか、ドル・円が121円台前半で推移していることが支えになり、朝方の時点で下値は限定的となっている。  個別では、15年1月中間期で計画下ブレのドクターシーラボ <4924> が下落。15年3月期業績予想を下方修正したクラリオン <6796> や利益予想を下方修正したスズデン <7480> も売りが先行した。米ドル建てのCB発行を発表した名古屋銀行 <8522> もさえない。  半面、液晶パネルの新技術を発表したシャープ <6753> は堅調。再生医療用iPS細胞の培養に最適な足場材の製造方法を確立したと発表したニッピ <7932> や株主優待制度の導入を発表した丸千代山岡家 <3399> は買い気配スタート。(編集担当:宮川子平)
11日の日経平均株価は前日比60円24銭安の1万8604円87銭で寄り付いた。
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2015-03-11 09:15