【今日のドル円】方向感なき相場変動、株動向を睨み神経質な値動き

 昨日のドル/円は、東京市場で一時122.00円台まで上昇して約7年8カ月ぶりの高値を付けたが、NY市場では一転して120.90円台まで下落した。ただ、結果的にほぼ横ばいで昨日の取引を終えており、大ぶりな変動の割には方向感を伴わない相場展開であった。  他の金融市場に目を転じると、米国の利上げを警戒して欧米株価が値下がりした一方、欧州中銀(ECB)の国債買入れの効果で欧米国債利回りが低下した。欧米の金融政策の方向性が180度違う点を市場が消化し切れていない様子であり、ドル/円は消化の過程で生じた混乱に巻き込まれたと言えそうだ。  本日も、主要国の株式市場や国債市場の動向を睨んで神経質な値動きが続く公算だが、昨日の変動である程度のポジション調整が進んだと見られる事から、昨日ほどの大変動にはならないだろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、東京市場で一時122.00円台まで上昇して約7年8カ月ぶりの高値を付けたが、NY市場では一転して120.90円台まで下落した。ただ、結果的にほぼ横ばいで昨日の取引を終えており、大ぶりな変動の割には方向感を伴わない相場展開であった。
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2015-03-11 09:15