中国の方が便利なモノ紹介(1) ポップコーン容器と電気湯たんぽ

 近代化が進み、世界の中でも先進国と言われる日本。でも中国だって負けていません。今日はそんな中国から、ちょっと進んだ便利品をご紹介します。 ■一歩進んだ「ポップコーン容器」  映画を見る時の必需品といえば、コーラとポップコーンですよね。でも手荷物以外に飲み物とポップコーンの容器をそれぞれを手に持って入場ってちょっと面倒じゃないですか?  そこでご紹介したいのが、そんな2つのものを1つにまとめた容器です! ポップコーンとドリンクを同時に!  これなら片手に持って、彼女と手をつないで映画館に入れますね。(笑)今こちらでは映画がかなりブームで、私のいる人口130万人程度の小規模の市だけでも狭いエリア内に5つほどの映画館があります。みな暇つぶしによく映画を見ているのですが、映画館近くで若者が持っていたのがこの商品です。  初めて見た時は「なるほどなあ」と感心しました。確かにこれなら一石二鳥ですよね。というか何で日本にはなかったんだろう? と中国人の合理性と頭の良さに感心したものです。と言っても私は日本にいた時は知らなかった、というだけですので、もしすでに日本にもあったのでしたらごめんなさいm(__)m ■暖気袋(電気湯たんぽ)  中国南部(長江以南)の家には、基本的に集中暖房が備え付けられていません。「南は暖かいでしょ」、というのが理由らしいですが、大陸性気候ですのでやっぱり結構寒いんです。  ちなみに私のいる福州付近は緯度で言うと台湾くらい、沖縄より南になるのですが、それでも冬は、霜こそ降りないもののダウンジャケットやマフラーが必要なくらい冷えます。その上こちらは室内暖房の概念がありません! 「冬は着てしのげ」という気合の越冬術なのです。しかも室内は石造りのタイル張り、しんしんと冷えてきます。  そこで活躍するのがこの「暖気袋(電気湯たんぽ)」、これは冬の必需品です。  どんな代物かというと、袋の中に水が入っていて、それを電気で温めることで湯たんぽのように使える、いわば「繰り返し使える電気湯たんぽ」なんです。コードを挿すだけですぐ使えますから、結構便利ですよ。何で日本にはないんだろう? と思うのですが、まあ加熱中に爆発したとかけっこう聞きますから、日本では危なくて許可が下りないんでしょうね。  近代化が進む一方で、何かと規制も多い日本、それに比べて中国は「何でもあり」的なおおらかな気風があり、そう言う意味で便利なものもたくさんあります。また見つけたらご紹介したいと思います。(執筆者:高山 翔 提供:中国ビジネスヘッドライン)
近代化が進み、世界の中でも先進国と言われる日本。でも中国だって負けていません。今日はそんな中国から、ちょっと進んだ便利品をご紹介します。
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2015-03-11 11:15