サムスンに試練・・・世界各地で「マイナス成長」=韓国

中国メディアの新浪科技は9日、韓国の聯合ニュースの報道を引用し、韓国のサムスン電子が9日に報告書を発表し、2014年における韓国国内の純売上高が前年比9.0%減の約20兆7289億ウォン(約2兆2300億円)にとどまり、約8年ぶりの低水準になったと紹介した。
記事は、純売上高について「企業の一定期間内における総売上高から売上返品、売上値引、売上割戻を差し引いた額」と紹介したうえで、07年に初めて20兆ウォンを突破したサムスンの純売上高はその後も増加し続けていたと紹介する一方、13年から減少傾向にあったと伝えた。
続けて、サムスンの純売上高が減少している要因として、IM(IT・モバイル)部門の不振を挙げ、「IM部門の14年における純売上高は前年比19.5%減にとどまった」と紹介。そのほかディスプレイパネル分野の純売上高も同13.8%減になったと伝えた。
記事は、サムスンの14年における純売上高は世界各地で“マイナス成長”になったと伝え、特に欧州でのマイナス幅が前年比22.7%で最大になったと紹介。続いて中国でのマイナス幅は同17.1%減になったと報じた。
IM部門の不振などを理由にサムスンの純売上高が減少していることに対し、中国のネット上では「サムスンは製品のコストパフォーマンスを向上させるべき」といった声があがっている。
簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)には中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられており、「サムスンの(スマホ)製品は高すぎる。中国メーカーは同等の機能なのに半額で売ってるぞ」など、価格が高く、コストパフォーマンスが低いなどと主張する声が多かった。さらに「周囲の友人でもサムスンのスマホを持ってる人はいなくなった」といった声もあり、中国のスマホ市場の一部の現状を紹介するユーザーもいた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Andrey Armyagov/123RF.COM)
中国メディアの新浪科技は9日、韓国のサムスン電子の純売上高が約8年ぶりの低水準になったと紹介した。(イメージ写真提供:(C)Andrey Armyagov/123RF.COM)
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2015-03-11 16:00