日経平均は63円高スタート、前日の強い地合いを継続
12日の日経平均株価は前日比63円58銭高の1万8787円10銭で寄り付いた。きのう11日の強い地合いを引き継いで続伸でスタート。年金基金の日本株買い入れが相場を下支えするとの見方が広がっているほか、ドル・円が121円台半ばで底堅く推移していることも意識される。また、トヨタ自動車 <7203> や大手損保・地銀の賃金ベースアップが伝わるなど、徐々にインフレの兆候が見え始めたことも株式市場には追い風。
個別では、中間期業績予想の上方修正と株主優待導入を発表したイハラケミカル工業 <4989> や、3Q決算は2ケタ増収増益となり3.30%の自社株買いも決定したアゼアス <3161> などが買い優勢。補助金収入による特別利益で通期は純利益2倍にとなるステラ ケミファ <4109> や、大手証券が目標株価5600円でカバレッジを開始したカルビー <2229> も上昇している。
半面、英産業用プリンティング会社を1890億円で買収するブラザー工業 <6448> や、足元でマイナンバー関連銘柄として買われていたカーディナル <7855> 、ジャパンシステム <9758> などが売り優勢。大手証券が投資判断を引き下げたユニプレス <5949> や三井物産 <8031> も安い。(編集担当:松浦直角)
12日の日経平均株価は前日比63円58銭高の1万8787円10銭で寄り付いた。
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2015-03-12 09:00