日本車の「低燃費」・・・「ズバ抜け」ではなくなった=中国メディア

中国メディアの南方都市報は12日、春節(旧正月)期間中に中国人が日本で日本製品を大量に購入したという報道が中国で注目を集めていると伝え、「日本製品は高い技術を背景に高い品質を誇り、コストパフォーマンスも高いというのが中国人消費者の印象」と伝える一方、日本車については「燃費が良いという強みはもはや薄れてきている」と論じた。
記事は、中国の消費者は自動車を購入する前に日本車と欧米の自動車を比較し、「日本車の強みは燃費が良いこと」と結論付けることが多いと紹介。
一方で、中国で自動車部品などを扱う貿易会社の経営者である黎宇雄氏の話として「同じ排気量の自然吸気エンジンを搭載した自動車を比較した場合、ほかの国の自動車より日本車の燃費が良いことは確か」と紹介する一方、日本車の燃費の良さはかつてのように“ズバ抜けたもの”ではなくなっていると主張した。
続けて、世界的に資源価格が上昇し、自動車の排出ガス規制も世界的に強化されるなか、欧米の自動車メーカーも燃費を重視するようになり、研究開発を強化し、競争力を高めていると主張した。
また、特にターボエンジンの燃費が大きく上昇したことで欧米メーカーの自動車の燃費は日本車と匹敵する水準まで向上しているとしたうえで、「日本車の“燃費の良さ”という強みは相対的に以前ほど明確なものではなくなっている」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの南方都市報は12日、春節(旧正月)期間中に中国人が日本で日本製品を大量に購入したという報道が中国で注目を集めていると伝え、「日本製品は高い技術を背景に高い品質を誇り、コストパフォーマンスも高いというのが中国人消費者の印象」と伝える一方、日本車については「燃費が良いという強みはもはや薄れてきている」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-03-12 13:30