[ベトナム株]ホーチミン:バスの車体広告具体案を審議
ホーチミン市財政予算委員会は10日、同市人民委員会が提出した路線バスの車体広告試験導入に関する具体案を審議した。同案は、7月開催予定の同市人民評議会に上程される見通しだ。
バスの車体広告は、路線バスへの補助金を削減し、市の財政負担を軽減するために計画されているもの。車体広告の試験導入は、同市内を走る路線バス10路線の156台を対象とし、6か月間実施した後、本格的な導入を開始する予定。入札によって広告代理店を選定する。
10路線のバス156台(約1500便/日)に広告を掲載した場合の年間収入は98億VND(約5600万円)、全路線のバス2344台で広告掲載した場合の年間収入は1700億VND(約9億8000万円)と試算されており、全額が市の歳入に充てられる見通し。
同委員会のファム・バン・ドン委員長は、「市の財政負担を軽減するためにも路線バスの車体広告を導入すべきだが、通行者に不快感をもたらす不適切な広告掲載を防止するよう対策を講じる必要がある」と述べている。
なお、広告掲載の対象となる商品はベトナムの国産品のみに制限されるほか、広告の使用言語はベトナム語に限られる上、赤色や交通標識と同じ色の使用は控えなければならないなど、幾つかの規定が草案に盛り込まれている。(情報提供:VERAC)
ホーチミン市財政予算委員会は10日、同市人民委員会が提出した路線バスの車体広告試験導入に関する具体案を審議した。同案は、7月開催予定の同市人民評議会に上程される見通しだ。
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2015-03-12 17:45