ファナックは連日の昨年来高値、増配や自社株取得を検討と伝わる

 ファナック <6954> は連日で昨年来高値を更新し、一時2795円高(11.77%高)の2万6530円を付けた。午前9時30分現在、日経平均採用銘柄では値上がり率トップ。プラス寄与度は約80円。  株主との対話に消極的な同社が対話路線に転換すると13日付日本経済新聞が報じた。4月に株主との対話窓口を設けるほか、連結配当性向の引き上げ(現在は30%)や、自社株取得を検討していると稲葉社長が明らかにしたという。  ゴールドマン・サックス証券は13日付リポートで、報道が事実であればきわめてポジティブ・サプライズと評価。IRの改善や株主還元が早々に実現するのであれば、同社の資本効率および株式評価という観点から前向きにとらえられ、同社株評価の浮揚に大きく貢献する可能性があるとした。(編集担当:宮川子平)
ファナックは連日で昨年来高値を更新し、一時2795円高(11.77%高)の2万6530円を付けた。
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2015-03-13 09:30