日経平均終値は1万9000円台回復、地合い良好で上昇に拍車
13日の日経平均株価は、前日比263円14銭高の1万9254円25銭と続伸。節目の1万9000円を明確に突破した勢いに乗り、ほぼ全面高の展開となった。前場は、きのうからの良好な地合いに米株高を好感した買いが加わり、ほぼ一貫して上昇を継続。後場に入ると横ばいとなったが、午後2時過ぎから再び強含み、一時344円高まで上げ幅を拡大した。週末を意識した手仕舞い売りで終盤にかけて上げ幅を縮小したが、14年11カ月ぶりに1万9000円台で取引を終えた。
個別では、今期の期末配当予想を52円へ大幅増額したディップ <2379> や、増配や自社株取得を検討と伝わったファナック <6954> が上昇。大手証券が目標株価と投資判断を引き上げた三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> や、トヨタ自動車 <7203> の子会社で知的財産評価ツールの運用実験を開始したUBIC <2158> も買われた。
一方、オンライン書店「ブークス」の買収などを発表したイーブックイニシアティブジャパン <3658> や、経営権をめぐる動きが注目されている大塚家具 <8186> が下落。足元の過熱感から株価動向に注目が集まっていたエーザイ <4523> や、大手証券が投資判断を2段階引き下げたりそなホールディングス <8308> も売られた。
業種別では、東証33業種のうちの30業種が上昇。不動産、鉱業、その他金融などが上昇した一方、医薬品、空運、水産・農林は下落した。(編集担当:松浦直角)
13日の日経平均株価は、前日比263円14銭高の1万9254円25銭と続伸。
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2015-03-13 14:30