住友ベークライトにシェールガス関連人気再燃
住友ベークライト <4203> は、1月28日(火)7円高の380円と反発。東京都知事選を機にエネルギー政策を見直す機運が高まっており、中でもシェールガス関連は市場の関心を集めていることから、同社がシェールガスの井戸採掘に使うフェノール樹脂を手がけていることが注目される。約10億円を投じ米国工場を増設。14~15年をめどに生産能力を3割増の年4万トンに拡大、業績に大きく貢献する見通し。
足元の業績は、半導体関連材料では、半導体封止用エポキシ樹脂成形材料が好調。高機能プラスチックでは、フェノール樹脂成形材料、工業用フェノール樹脂および成形品は、北米や中国市場で自動車用途が堅調のほか、エポキシ樹脂銅張積層板およびフェノール樹脂銅張積層板は、自動車分野やアミューズメント向けが堅調に推移し、2014年3月期業績予想は売上高2000億円(前年同期比9.1%増)、営業利益100億円(同25.7%増)、経常利益106億円(同24.0%増)、純利益64億円(同85.9%増)と大幅増益を見込んでいる。年間配当は10円を予定している。
株価は、5月20日に昨年来の高値456円と買われた後、6月17日安値342円まで調整。340円処で下値を固め、1月21日高値401円と上昇。上げ一服から切り返す動きとなっている。京都大学と再生医療の研究に使うiPS細胞の品質を簡単に評価できるキットを開発したことや国立がん研究センターと共同で胃がんの進行度合いを診断できるDNAチップを開発など、バイオ関連の期待材料も内包。PBR0.70倍と割り負け、配当利回り2.6%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地が広がる。13週移動平均線がサポートしており、高値奪回も期待されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
住友ベークライト<4203>(東1)は、1月28日(火)7円高の380円と反発。東京都知事選を機にエネルギー政策を見直す機運が高まっており・・・。
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2014-01-29 09:00