中国人の「消費行動」に異変!?=中国メディア

中国メディアの北方網は12日、中国人観光客が日本で「爆買い」していたとの報道が大きな話題になっていることを指摘し、「なぜ中国人は中国製品を購入しないのか」と疑問を呈しつつ、「中国製品に問題があるのか、それとも海外崇拝が理由なのか」と論じた。
記事は、2015年の春節(旧正月)期間中、中国人が日本で洗浄便座を爆買いした背景には複数の理由があると伝え、そのうちの一部として「お尻を洗ってくれることや温風で乾かしてくれること、脱臭機能があることなどが中国人にとって目新しかった」、「日本では洗浄便座の普及率は高く、中国人も使用してみて良い製品と感じた」ことなどが挙げられると紹介した。
続けて、中国人消費者が洗浄便座の存在を知り、実際に使用してみて購入するという一連の消費行動は「中国人消費者の消費能力の向上および生活習慣の変化を示すもの」とする一方で、「中国製品ではダメなのだろうか?」と疑問を呈した。
さらに、中国でも洗浄便座は当然ながら販売されており、日本メーカーの洗浄便座の多くは中国で生産されているにもかかわらず、中国人消費者が日本で購入した理由として、中国の聯想集団(レノボ)の楊元慶董事長(会長)が「中国メーカーの製品は品質に対する信頼がないため」と述べたことを紹介した。
一方、記事は中国メーカーも日本メーカーの製品のような洗浄便座を製造し、売上を順調に伸ばしていることを紹介したうえで、近年指摘されることの多い「中国からの外資メーカー撤退」は「中国の製造業にとっての谷ではなく、さらに発展するための転換点になる」と主張。イノベーションと技術向上を元に製造業のグレートアップを推進すべきだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの北方網は12日、中国人観光客が日本で「爆買い」していたとの報道が大きな話題になっていることを指摘し、「なぜ中国人は中国製品を購入しないのか」と疑問を呈しつつ、「中国製品に問題があるのか、それとも海外崇拝が理由なのか」と論じた。(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
china,economic,japan
2015-03-14 23:30