世界の「主導権」が狙いか!? 中国の「鉄道事業」=露メディア

中国メディアの参考消息は11日、ロシアメディアの報道を引用し、インフラを押さえた国が世界の主導権を握ることになると伝え、「20年も前に、この原則を把握していた中国は鉄道インフラの発展に将来を“賭けた”」と報じた。
記事は、中国は国内外の鉄道インフラに惜しみなく資金を投入していると伝え、2004年に中長期の鉄道発展計画を策定して以来、中国高速鉄道の営業距離は1万6000キロメートルを超えたと紹介した。
続けて、中国はかつて欧州や北米、日本で製造された鉄道設備を導入していたとする一方、今や中国国内での内製化に成功し、輸出まで行うようになったと指摘し、中国の鉄道事業における変化は「奇跡と称するにふさわしい」と論じた。さらに、中国高速鉄道の走行速度だけでなく、建設速度においても「非凡」であると主張した。
さらに、中国は2015年に中国国内で8000キロメートルを超える鉄道を新たに建設する計画だと紹介したほか、海外の鉄道プロジェクトも受注に向けて積極的に争っていると指摘。
アフリカや東欧、ラテンアメリカ、東南アジアなどの新興市場だけでなく、アメリカをはじめとする先進国に対しても鉄道を売り込んでいると伝え、「鉄道インフラの輸出は中国にとって製造業のグレードアップに向けた重要な戦略の1つ」だと論じた。(編集担当:村山健二)
中国メディアの参考消息は11日、インフラを押さえた国が世界の主導権を握ることになると伝え「20年も前に、この原則を把握していた中国は鉄道インフラの発展に将来を賭けた」と報じた。
china,economic,industry
2015-03-16 00:45