今週の為替相場見通し(2015年3月16日-)=為替王

 ユーロが下落しています。昨年12月に1ユーロ=150円近くだったのが、今年1月に130円へと約20円も急落。2月は反発するなどして落ち着きを取り戻すかに見えましたが、3月に入ってから再び下落幅が拡大しています。  為替相場見通しの先週号でも先々週号でも、ユーロ米ドルについては大幅に下落するとの見通しを掲げてきて、その通りになっていますが、それに伴い、ユーロ円も大幅に下落する形になっています。短期的にまだもう少し下落する余地があると考えられ、目先の節目はだいたい126円台~125円台あたり。また、中長期的な見通しとしましては、先週号で少し書きましたように、1ユーロ=120円の大台を割れるシナリオも一応頭に入れておきたいといった状況です。  豪ドル円は、2月に一時的に90円を割れるほど急落しましたが、その後はだいたい92~93円台を中心に推移しています。底堅いようにも見えますが、ただ、チャート分析においては、どちらかというと下向きを示唆する状況になっています。予想ターゲットとしてはとりあえず1豪ドル=90円を割れて89円台突入。さらに言えば87円台あたりも浮上することになると考えます。もしそうならば昨年(2014年)は一度も経験しなかった安値圏ですので、リスク管理を徹底する必要がありそうです。(執筆者:為替王)
ユーロが下落しています。昨年12月に1ユーロ=150円近くだったのが、今年1月に130円へと約20円も急落。2月は反発するなどして落ち着きを取り戻すかに見えましたが、3月に入ってから再び下落幅が拡大しています。
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2015-03-16 08:45