日経平均は朝安後に切り返す、景気回復期待で買い優勢
16日の日経平均株価は前週末比8円87銭安の1万9245円38銭で寄り付いたがすぐにプラス圏へ浮上した。トヨタ自動車 <7203> のベア報道などが景気回復期待につながっており、週明けも買いが継続。日経平均は1万9300円前後で推移している。
個別では、iPS細胞の量産工場を建設すると報じられたアイロムホールディングス <2372> や、クラウドゲームで米グーグルと提携と伝わったスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> が買いを集めた。株式分割を発表したエイチーム <3662> 、15年4月期業績予想を上方修正したザッパラス <3770> 、15年10月期第1四半期で大幅な増収増益を達成したモルフォ <3653> も高い。
半面、吸収性局所止血剤の製造販売承認申請取り下げを発表したスリー・ディー・マトリックス <7777> に売りが殺到。扶桑薬品工業 <4538> も下落した。一部製品が国交省認定の性能評価基準に適合していないことが分かった東洋ゴム工業 <5105> が売り気配スタート。16年1月期で2ケタ営業減益を計画した丹青社 <9743> も軟調。15年3月期の純利益予想を下方修正したマーベラス <7844> もさえない。(編集担当:宮川子平)
16日の日経平均株価は前週末比8円87銭安の1万9245円38銭で寄り付いたがすぐにプラス圏へ浮上した。
japan,economic
2015-03-16 09:00