メガバンク３行が堅調、３３業種値上がり率では銀行がトップ

　メガバンク３行が揃って堅調。午前１０時１０分現在、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ <8306> は１５．５円高（１．９６％高）で推移し、連日で昨年来高値を更新した。また、三井住友フィナンシャルグループ <8316> は１１６．５円高（２．４４％高）、みずほフィナンシャルグループ <8411> は１．８円高（０．８１％高）といずれも買われている。 　東証３３業種の値上がり率では銀行がトップ。その他金融や不動産も上位に入るなど、金融株が買われる展開となっている。 　足元では、大手企業を中心に賃金のベースアップが盛んに報じられているほか、市場の期待インフレ率を示す「ブレーク・イーブン・インフレ率」が１０日には約３カ月ぶりに１％台を付けるなど、インフレ期待の上昇が金融株への追い風となっている。（編集担当：松浦直角）