3Dマトリックスはストップ安売り気配、吸収性局所止血剤の国内製造販売承認申請を取り下げ
スリー・ディー・マトリックス <7777> は400円ストップ安の1333円売り気配。13日引け後に吸収性局所止血剤「TDM-621」の国内製造販売承認申請を取り下げると発表し、失望売りが殺到した。
本止血剤は11年5月に医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ製造販売承認を申請。ただ、止血効果の有効性について精度の高い検証が必要との結論に至り、新たに臨床試験を実施することにした。臨床試験は来期中を計画している。再度の製造販売承認申請を目指すが、現時点で時期は未定。
同時に15年4月期業績予想の下方修正も発表。黒字転換を見込んでいた営業損益予想は19億8400万円(前期は15億1800万円の赤字)に拡大する見通しになった。
本止血剤について3Dマトリックスと国内独占販売契約を締結している扶桑薬品工業 <4538> も弱含みで推移しているが、15年3月期業績予想は修正していない。(編集担当:宮川子平)
スリー・ディー・マトリックスは400円ストップ安の1333円売り気配。
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2015-03-16 10:45