スポット金、1155ドル台で下げ止まり

 先週末13日のスポット金は、ドルが続伸する中で序盤の上昇幅を縮小したものの、小幅高の1155.13ドル/トロイオンスで引けた。スポット金の下落は9取引日連続で終了した。今週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、下げ止まる兆しを見せた。  先々週に発表された米雇用統計が予想よりも強い内容になったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期利上げに踏み切るとの観測が強まった結果、金相場はそれ以降、軟調商いが続いていた。今週の注目材料は、17,18両日に開かれるFOMCとなる。  13日のWTI原油先物は4%超続落し、44.88ドル/バレルで引けた。ドル高に加え、国際エネルギー機関(IEA)が原油の供給過剰が拡大していると警告したことも重しになった。また、米国内の石油掘削リグ稼働数の大幅減少は、材料視されなかった。  IEAはこの日発表した月報で、世界の原油供給のだぶつきが増加していると警告するとともに、米国で近いうちに備蓄用タンクが不足するかもしれないと指摘した。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表した統計によると、同国の石油掘削リグ稼働数は前週比56基減の866基と、2011年3月以来の低水準に落ち込んだ。(情報提供:東岳証券株式会社)
先週末13日のスポット金は、ドルが続伸する中で序盤の上昇幅を縮小したものの、小幅高の1155.13ドル/トロイオンスで引けた。スポット金の下落は9取引日連続で終了した。今週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、下げ止まる兆しを見せた。
economic,fxExchange
2015-03-16 11:15