【本日注目の通貨ペア】豪ドル/米ドル:RBA議事録の「ハト派寄りな内容」への期待

 豪中銀(RBA)は17日、3日に開催された理事会の議事録を発表する。3日の理事会では、事前の市場予想では金利の据え置きと0.25%の利下げに割れていたが、据え置きが決定された。  発表直後の豪ドルは上昇したが、声明においてはこれまでと同様に「金利を据え置くのが適切」としながらも、「将来、一段の緩和が適切となる可能性」「次回以降の会合での利下げを検討」などと次回会合以降の利下げの可能性に含みを持たせたことで、上値は限られた。  中銀は「経済のバランスを取るために一段の豪ドル安が必要になる」との見方も示しており、市場では豪ドルの先安感が根強い。17日発表の議事録の内容次第では、次回利下げ観測を絡めて豪ドルが一段と下落する可能性がある。  またそれ以前に、16日のNY市場で発表される米国の経済指標に好結果が重なり、米国の早期利上げ期待を後押しするような形となれば、ドル買い主導で豪ドル/米ドルが下げることもあり得る。  豪州・米国どちらの材料にしても、豪ドル/米ドル下押しのきっかけとなる材料が出てくれば、まずは3月11日の0.75602ドルを試す流れとなろう。ここを割り込んでしまうと、2009年5月以来の安値水準である0.75000ドルまで目先の下値余地は拡大しよう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
豪中銀(RBA)は17日、3日に開催された理事会の議事録を発表する。3日の理事会では、事前の市場予想では金利の据え置きと0.25%の利下げに割れていたが、据え置きが決定された。
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2015-03-16 18:00