中国人は「外国製」が好き? 「ブランド」好感度調査=中国メディア

 中国メディアの環球網は14日、15日の「世界消費者の権利の日」に合わせて中国の消費者を対象にネット調査を行ったことを伝え、「海外ブランドに対する好感度は国産ブランドを大きく上回った」と報じた。  記事は、調査は5日から9日にかけて行われ、中国国産ブランドについて3460件、海外ブランドについて2834件の有効回答を得たと伝え、中国国産ブランドでは、物流会社の「順豊エクスプレス」、電機メーカーの華為技術(ファーウェイ)、電機メーカーの海爾集団(ハイアール)が「もっとも好感度の高かった国産ブランドだった」と紹介した。  続けて、「もっとも好感度の低かった国産ブランド」では、蒙牛、伊利、光明の3社がワースト3となったと伝え、いずれも粉ミルクメーカーだったと紹介。また、「もっとも好感度の高かった海外ブランド」としては、アップル、アウディ、BMWがトップ3だったと紹介したほか、「もっとも好感度の低かった海外ブランド」はケンタッキーフライドチキン、マクドナルド、ピザハットがワースト3になったと伝えた。  さらに、調査対象者のうち、国産ブランドおよび海外ブランドに対するイメージは「全体的に良好」だったと伝え、国産ブランドに対しては全体の54.8%が、海外ブランドに対しては全体の59.6%が良いイメージを持っていたと紹介。  また記事は、「国産ブランドのイメージは非常に良好」と回答した調査対象者はわずか2.7%にとどまり、「海外ブランドのイメージは非常に良好」と回答した調査対象者が21.5%に達したことに比べると、圧倒的に低い数値にとどまった」と紹介。  一方で、数年前に比べて、「国産ブランドのイメージが向上した」と回答した調査対象者が56.6%に達したことを紹介し、「中国ブランドは愛国要素などを背景に中国人の消費者に広く受け入れられ、消費者の中国ブランドに対する信頼も向上している」と主張し、一部のメーカーは国際ブランドと競争できるほどの実力も有していると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)andreahast/123RF.COM)
中国メディアの環球網は14日、15日の「世界消費者の権利の日」に合わせて中国の消費者を対象にネット調査を行ったことを伝え、「海外ブランドに対する好感度は国産ブランドを大きく上回った」と報じた。(イメージ写真提供:(C)andreahast/123RF.COM)
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2015-03-17 10:00