トヨタが個人4000人規模の大イベント

■大学生、個人投資家など対象に名古屋で開催、株価8369円と過去最高値
トヨタ自動車 <7203> は3月29日の日曜日、約4000人の来場予定で個人投資家向けのイベント「TOYOTA Investors Meeting 2015」を「ポートメッセなごや」(名古屋市国際展示場)で開催する。
対象は「トヨタの経営やクルマ、株式投資に興味がある個人投資家の方、大学生の方」(トヨタ自動車のホームページより)で、同社がこのように株主以外の人々も対象に「投資家ミーティング」を開くのは初めてだという。
未来のクルマやクルマ社会の将来について、個人投資家や次世代を担う大学生らとともに、100年先の社会について考える場にしたいようだ。世界に先駆けて発売した燃料電池(FCV)エネルギーの乗用車「ミライ」とともに、長期安定保有の「ファン投資家」や「未来の投資家」を育てる意味もあるのではないかと、株式市場関係者の注目が集まっている。
イベント事務局となった野村インベスター・リレーションズ(株)によると、参加者の募集はトヨタ自動車のホームページなどを中心に案内を行ない、興味を示した1万人を超える人々の中から4000名を無作為に抽選したという。
トヨタ自動車の株価は17日、2007年の8350円を抜いて8369円と上場来高値を更新、日経平均も約15年ぶりの1万9000円台で高値を更新している。日本株の代表銘柄のため、年金基金による株式投資割合の拡大に期待があり、また、海外投資家が日本株に投資する場合は必ず組み入れる銘柄のひとつとして、引き続き注目されている。
たとえばゴールドマン・サックス証券が2月26日付けで出したレポートでは、今後6カ月先の相場水準をTIOPX(東証株価指数)で1650ポイント、日経平均で2万600円、さらに12ヵ月後の相場水準はTOPIXで1770ポイント、日経平均で2万2100円としている。個人投資家としては値幅妙味の点でオンラインゲーム株などに及ばないが、会社側が投資家との対話や投資家づくりに積極姿勢を示すことは大きな株価材料といえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
トヨタ自動車<7203>(東1)は3月29日の日曜日、約4000人の来場予定で個人投資家向けのイベント「TOYOTA Investors Meeting 2015」を「ポートメッセなごや」(名古屋市国際展示場)で開催する。
economic
2015-03-17 10:45