テラが一時急伸、免疫細胞用凍結保存液の製造販売に関する独占的通常実施権を取得

 テラ <2191> が一時急伸し、午後0時33分に78円高(5.32%高)の1543円を付けた。17日、免疫細胞用凍結保存液の製造・販売に関する独占的通常実施権を取得したと発表した。  免疫細胞は凍結時の結晶化で細胞を傷つける恐れがあり、結晶を作らない保存液が必要になるが、一般的に保存液は人体に毒性があるジメチルスルホキシドが含まれ、無菌的に洗浄するか毒性レベル以下の濃度まで大幅に希釈する必要がある。  本技術ではジメチルスルホキシドを用いずに凍結保存が可能。免疫細胞の機能を保ったまま高い細胞生存率で長期間安定的に凍結できる。解凍後における樹状細胞ワクチン「バクセル」の細胞生存率を評価した試験では、ジメチルスルホキシドを用いた保存液を使用した場合と比較し、十分な細胞障害性T細胞誘導能を保持したまま、より高い細胞生存率を示した。  テラは樹状細胞ワクチン「バクセル」を搬送する際に用いる凍結保存液の実用化を図り、「バクセル」の薬事承認取得に向けた準備を加速させる。(編集担当:宮川子平)
テラが一時急伸し、午後0時33分に78円高(5.32%高)の1543円を付けた。
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2015-03-17 13:00