日経平均は190円高と大幅反発、トヨタは上場来高値を更新
17日の日経平均株価は前日比190円94銭高の1万9437円00銭と大幅反発して取引を終えた。
企業の賃上げ報道を背景に国内消費の回復期待などが強まり、主力株を中心に買いが先行。先物への断続的な買いも観測され、後場に上げ幅を200円超に拡大する場面があった。個別では、KDDI <9433> 、TDK <6762> など値がさ株に高値更新銘柄が目立ち、トヨタ自動車 <7203> は07年2月の上場来高値を更新している。
個別では、マイナンバー関連のデジタルアーツ <2326> が急伸。ZMPと高感度の自動運転車用カメラを開発したと伝わったソニー <6758> も高い。国内証券による目標株価の引き上げが観測されたアリアケジャパン <2815> も引き締まった。16年1月期で増収増益を計画したアルトナー <2163> や15年1月中間期で計画上ブレの明豊エンタープライズ <8927> も物色された。
半面、第3四半期で債務超過となり、15年3月期業績予想を未定に変更した江守グループホールディングス <9963> はストップ安配分され、江守GHDのメーンバンクである福井銀行 <8362> も売りが優勢となった。2月度で2ケタ増収を確保したものの伸び率鈍化が嫌気されたファンコミュニケーションズ <2461> もさえない。(編集担当:宮川子平)
17日の日経平均株価は前日比190円94銭高の1万9437円00銭と大幅反発して取引を終えた。
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2015-03-17 15:00