[ベトナム株]クアンニン国際空港建設、投資総額7.5兆VND
東北部クアンニン省人民委員会はこのほど、同省バンドン経済区に建設するクアンニン国際空港の事業化調査報告書を承認した。投資総額は7兆4940億VND(約428億円)の見込みとなっている。
クアンニン国際空港は、同省バンドン郡ドアンケット村の用地288.38haに建設され、国際民間航空機関(ICAO)の定める国際基準で4Eクラスとなる。同案件は建設・運営・譲渡(BOT)方式で展開され、資金回収期間は交通インフラ案件の中でも最長の45年となる。
同空港は全長3000m、幅45mの滑走路1本と駐機場4か所(エアバスA321型機とボーイングB777型機2か所ずつ)、広さ1万7650m2の旅客ターミナル1か所を備え、ボーイングB777機をはじめとする大型機の離着陸が可能。また、年間旅客処理能力は200万人、年間貨物処理能力は1万tの見通しとなっている。
投資主体はまだ決まっていないが、韓国系ジョイナスベトナム(Joinus Vietnam)、ポスコE&C(Posco E&C)、韓国空港公社(Korea Airports Corporation=KAC)の3社による企業連合体が、事業化調査(FS)を実施した。
なお、同案件は投資主が決定し次第、2015年4月にも着工し、2年の工期を経て運用を開始する計画だ。同空港が完成すれば、同省にある世界遺産ハロン湾を訪れる観光客の誘致に繋がると期待されている。(情報提供:VERAC)
東北部クアンニン省人民委員会はこのほど、同省バンドン経済区に建設するクアンニン国際空港の事業化調査報告書を承認した。投資総額は7兆4940億VND(約428億円)の見込みとなっている。
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2015-03-17 17:30