【本日注目の通貨ペア】トルコリラ/円:注目点の多い金融政策発表
本日はトルコで金融政策発表が予定されている。今月3日に発表されたトルコ2月消費者物価指数が前年比+7.55%とトルコ中銀(TCMB)のインフレ目標(年5%)を上回っているものの、先月TCMBが声明で「インフレ見通しの著しい低下が裏付けられるまで慎重な金融政策を維持」等の見解を示した事から、今回は政策金利を据え置くとの予想が主流となっている。
ただ、先月の金融政策発表後もトルコのエルドアン大統領が利下げ圧力を掛け続けており、一部で追加利下げに動くとの見方もある。もし、TCMBが利下げに動くようだと、直後の市場は予想外の結果を受けてトルコリラ売りで反応する可能性がある。ただ、2月の利下げは、経済にプラスと受け止められて直後にトルコリラ高が進んだ。今回も売り一巡後に反発する事も考えらえる。
また、その際に発表される声明で、トルコ政府に配慮して今後の利下げの可能性について含みを残すのか、それともインフレ抑制に向けて先月の内容を踏襲するのか、こちらも注目したい。本日の発表を受けてトルコ政府の要人から中銀の独立性を脅かす発言が出ればトルコリラ安要因となるため、政府サイドの発言にも注意が必要だろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
本日はトルコで金融政策発表が予定されている。今月3日に発表されたトルコ2月消費者物価指数が前年比+7.55%とトルコ中銀(TCMB)のインフレ目標(年5%)を上回っているものの、先月TCMBが声明で「インフレ見通しの著しい低下が裏付けられるまで慎重な金融政策を維持」等の見解を示した事から、今回は政策金利を据え置くとの予想が主流となっている。
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2015-03-17 18:00