アイスタイルは業容拡大を図り第二の創業を目指す
アイスタイル <3660> は全般安に巻き込まれ低調な動きとなっているが、その要因となっている今2014年6月期の減益は一時的な要因と思われ、次第に本来の成長性を評価する動きに戻りそう。
前2013年6月期は、売り上げ64億1000万円(前々期43.9%増)、営業利益7億3800万円(同20.1%増)の好業績を確保した。そこから一転、今2014年6月期は売上げこそ74億7800万円(前期比16.7%増)となるが、営業利益は5億7800万円(同20.5%減)と、大幅減益の見通しが明らかになった。
10月29日の今期の第1四半期の業績発表の際にも通期の見通しは据え置かれた。そこらあたりが嫌気され、株価は昨年11月20日の876円を高値に低調な展開を強いられている。しかし、今期の減益は前期下期から急増した人員の人件費や、8月の本社移転に伴う費用や賃料の増加が利益を圧迫したもので、業績への意影響は今期限りと推定される。
同社は化粧品等に関する情報を中心とした美容系総合ポータルサイト「@cosme(アットコスメ)」の企画・運営を行っており、日本最大の化粧品・美容系ポータルサイトに成長している。
そうした中で、新たな事業・サービスの展開に積極的に取り組んでいる。創業以来のコーポレートロゴを一新するのもその一つ。第二の創業という位置づけで、今後更なる事業の拡大を目指す。化粧品のデータベースを中心とした事業ポートフォリオから、一元管理された会員データベース、統一化されたポイント・クーポンシステム、あらゆるデバイスから利用可能な課金システムを持つプラットフォームを構築、その上で複数の美容関連事業を展開する、「ビューティプラットフォーム戦略」を中長期の事業戦略とする方針。中長期的にはアジアを中心とした海外にも展開し、「アジア最大のビューティプラットフォーム」の構築に注力する。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
アイスタイル<3660>(東1)は全般安に巻き込まれ低調な動きとなっているが、その要因となっている今2014年6月期の減益は一時的な要因と思われ、次第に本来の成長性を評価する動きに戻りそう。
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2014-01-29 11:15