日産は足元では乖離大きくモミ合いだが中期有望、ROE10%見えれば最高値更新も
日産自動車 <7201> は、今年1月中旬の週足陽線で26週線を抜いて本格的といえる上昇相場入りとなっている。
去る13日には1303円と昨年来高値をつけたが、足元では26週線との乖離が大きいため直ちに一段高は難しそうだ。しかし、中期的にはトヨタ自動車 <7203> に対する出遅れ感が強いため上値を追う展開が予想されそうだ。
上場来高値は1989年の1700円。一連の優良株の上値のフシとなっている2007年高値ということでは同社の2007年高値は1557円である。先ずは、決算発表の予定されている5月頃に2007年更新を目指すものとみられる。
2015年3月期は6.4%増収、営業利益14.4%増益の見通しで配当は3円増配の年33円を予定している。注目の予想ROEは8.2%前後、1株利益100.1円の見通し。ROEはトヨタの予想13%台には及ばないものの、今後、10%台を狙ってくるものとみられる。
今度の決算発表においてROE10%台が見えてくるようなら最高値1700円の更新の可能性も膨らんでくることになるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日産自動車<7201>(東1・売買単位100株)は、今年1月中旬の週足陽線で26週線を抜いて本格的といえる上昇相場入りとなっている。
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2015-03-18 12:45