日経平均107円高と続伸、終値で1万9500円台回復

 18日の日経平均株価は前日比107円48銭高の1万9544円48銭して取引を終えた。FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果公表を控えるなか、米国株が高安まちまちだったことで朝方の日経平均は方向感の乏しい展開となったが、押し目買いに支えられてプラス圏へ浮上。後場は先物への断続的な買いも観測されて上げ幅100円超に拡大。終値ベースとして15年ぶりに1万9500円台を回復した。  個別では、資本提携を発表した任天堂 <7974> とディー・エヌ・エー <2432> がそろってストップ高。任天堂 <7974> 株主の京都銀行 <8369> に急伸したほか、ゲーム開発のトーセ <4728> も買いが先行。任天堂が新型ゲーム機の開発も明らかにしたことで、ゲーム機向け部品提供の実績があるミツミ電機 <6767> なども物色された。ライバル企業のスマホ参入を受けて思惑買いが流入したとの見方もあったソニー <6758> も高い。  15年5月期第3四半期で大幅増益のアスクル <2678> も引き締まった。15年3月期業績予想を上方修正したアミューズ <4301> も堅調。訪日外客数が単月で過去最高を記録したことで、ぐるなび <2440> 、オリエンタルランド <4661> なども強含みで推移した。  半面、「ロックアップ」解除日で需給悪化懸念が広がったgumi <3903> は売りが先行した。データ改ざん問題が引き続き嫌気された東洋ゴム工業 <5105> もさえない。16年1月期で減益を見込んだエニグモ <3665> も軟調。(編集担当:宮川子平)
18日の日経平均株価は前日比107円48銭高の1万9544円48銭して取引を終えた。
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2015-03-18 15:00