中国の携帯電話市場は「生存競争」・・・安泰な企業はない=中国メディア

 中国メディアの騰訊科技は16日、世界のスマートフォン市場ではシェアや規格、価格などにおいて激しい競争が繰り広げられていると伝え、特に中国市場では企業買収や資本提携などの動きも活発だと指摘し、「日韓のスマホメーカーもいずれ買収されてしまうかもしれない」などと論じた。  記事は、日本メーカーの携帯電話がかつて中国市場を席巻したことがあったと伝える一方、「現在、中国の携帯電話市場で生き残っているのはソニーだけ」と主張、「そのソニーも中国では苦戦を強いられており、中国市場で日本の携帯電話は総崩れと言える状況だ」と論じた。  さらに、中国国内では「ソニーは携帯電話事業から撤退するのではないか」とする噂がこれまでに何度も流れたと紹介、ソニーがすでに国内のパソコン(VAIO)事業を譲渡したこと、テレビ事業を分社化したことなどを伝えたうえで、「このような状況下ではソニーがスマホ事業についても売却や譲渡してもおかしくはない」と主張した。  また記事は、サムスンのスマホ事業についても「売上高が減少し続けている」と主張し、サムスンと同じ韓国企業であるLGについては「中国における業績はサムスンより悪い」と主張。  さらに、中国のITコンサルティング企業である易観国際が2014年に発表したデータとして、14年の中国市場シェアトップ10は1位がアップル、2位がサムスン、3位がファーウェイとなり、LGはトップ10に入らなかったと紹介し、「LGは北米で好調ではあるものの、かつてのブラックベリー(カナダ通信機器メーカー)のように米国市場だけに依存していては長期的に生き残ることは難しい」と論じた。  また記事は、14年1-5月において、中国の携帯電話市場に参入していた中国企業は80社以上もあったと紹介する一方、14年12月には買収や合併などによって59社にまで減少したと紹介。企業数は15年はさらに減少する見込みだと指摘、「中国市場で大きなシェアを獲得している中国企業であっても将来は安泰ではない」ほど激しい競争が繰り広げていると指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの騰訊科技は16日、世界のスマートフォン市場ではシェアや規格、価格などにおいて激しい競争が繰り広げられていると伝え、特に中国市場では企業買収や資本提携などの動きも活発だと指摘し、「日韓のスマホメーカーもいずれ買収されてしまうかもしれない」などと論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-03-18 16:15