潤沢なキャッシュを持ちながら配当性向が高くない銘柄は=金山敏之

 株式市場ではファナック <6954> が注目を集めています。これまで投資家向け広報<IR>に後ろ向きとの見方が多かったファナックが4月に株主との対話窓口となる部署を設け、増配や自社株買いも検討すると報じられたためです。この報道以降ファナックの株価は昨日までの3日間で15%近くも上昇しています。そのファナックの特徴はキャッシュが潤沢にも関わらず配当性向が高くなく、その結果自己資本比率が高水準ということなどです。  そこで今回はファナックと同様な特徴を持つ企業を取り上げてみました。具体的には手元流動性から有利子負債を控除したネットキャッシュが2,000億円以上と潤沢で、前期実績の配当性向が30%以下と高くなく、自己資本比率が50%以上といったことに加え、ファナック同様に外国人持ち株比率が高い<30%以上>という条件も付けて銘柄をピックアップしてみました。そのなかには富士フイルムホールディングス <4901> のように2016年度までの3年間に配当と自社株買いで2000億円強を還元する方針を既に発表しているものもあります。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
今回はファナックと同様な特徴を持つ企業を取り上げてみました。具体的には手元流動性から有利子負債を控除したネットキャッシュが2,000億円以上と潤沢で、前期実績の配当性向が30%以下と高くなく、自己資本比率が50%以上といったことに加え、ファナック同様に外国人持ち株比率が高いという条件も付けて銘柄をピックアップしてみました。
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2015-03-18 16:45