【今日のドル円】FOMCを受け見通し整理の流れ、不安定な動きに

 18日のドル/円はFOMCの経済・金利見通しの下方修正を受けて失速し、一時119.296円の安値を付けた。しかし、NYダウ平均がこのFOMC関連イベントを受けて大幅に上昇する中で円が売られると、120円台前半まで切り返した。  FOMCの一連のイベントによって、利上げ時期は6月以降、利上げペースはかなりゆっくりとしたものになることが示唆された形だが、利上げ開始時期については引き続き6月か9月かで意見が割れている状態だ。  本日のところは、このFOMCの決定内容を精査し、市場参加者が今後の対応を決める流れになるため、やや不安定な動きになりそうだ。  ドル/円は昨日、20日移動平均線を大きく割り込んだが、今朝早朝にかけて同線前後まで戻している。市場参加者が「そうは言っても近い将来の利上げは米国のみ」と改めてドル買いに動けば、ジリジリと121円に近付いていく展開が予想される。  ただし、一方で、一段とドル買いポジションを整理する動きとなれば、昨日下支えられたボリンジャーバンド-1(執筆時点:119.274円)辺りまで再度下押す事もあり得る。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
18日のドル/円はFOMCの経済・金利見通しの下方修正を受けて失速し、一時119.296円の安値を付けた。しかし、NYダウ平均がこのFOMC関連イベントを受けて大幅に上昇する中で円が売られると、120円台前半まで切り返した。
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2015-03-19 11:15