［ベトナム株］旭化成ホームズ、ドンナイに初の海外生産工場設立

　　メーカー・ハウスメーカーの旭化成ホームズ株式会社（東京都新宿区）は、同社１００％出資子会社の旭化成住工株式会社（滋賀県東近江市）、株式会社サンスチール工業（滋賀県愛知郡愛荘町）、大和自動車交通株式会社１００％出資子会社の大和工機株式会社（山梨県笛吹市）の３社と共に、東南部ドンナイ省に共同出資法人「旭化成住工ベトナム有限責任会社（Ａｓａｈｉｋａｓｅｉ　Ｊｙｕｋｏ　Ｖｉｅｔｎａｍ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）」を設立し、鉄骨部材の生産工場を新設する。 　　旭化成住工ベトナムは、部材の安定供給と高水準な品質管理の実現、更なるコストダウンの推進などを目的として設立されるもの。法人設立は３月中を予定しており、工場着工は６月、生産開始は２０１６年７月の見通しとなっている。 　　旭化成ホームズでは、戸建注文住宅「ヘーベルハウス」や賃貸住宅「へーベルメゾン」の構造躯体を構成する主要な鉄骨部材（柱・梁）などを滋賀県と神奈川県にある旭化成住工の工場で生産している。また、主要構造躯体以外の鉄骨金物など、細かい加工が必要な鉄骨部材の一部については、サンスチール工業や大和工機といった国内取引先から旭化成住工が調達している。 　　なお、今回新設される工場は、旭化成グループにとって初の海外生産工場となる。年間生産能力は７０００ｔで、将来的には外部向け部材の生産も視野に入れ、生産能力の拡大を図っていく計画だ。 　　＜生産拠点・新会社の概要＞ ◇名称：旭化成住工ベトナム有限責任会社（Ａｓａｈｉｋａｓｅｉ　Ｊｙｕｋｏ　Ｖｉｅｔｎａｍ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ） ◇立地：ドンナイ省ビエンホア市アマタ工業団地内 ◇資本金：１８億円 ◇出資比率：旭化成ホームズ６７％、旭化成住工１１％、サンスチール工業１１％、　大和工機１１％ ◇投資額：約１５億円 ◇事業内容：鉄骨部材などの製造（情報提供：ＶＥＲＡＣ）