日経平均は3円安スタート、米株安や根強い先高観で強弱入り混じる展開

 20日の日経平均株価は前日比3円15銭安の1万9479円71銭で寄り付いた。米国市場の反落を受けて小幅続落でスタート。19日に発表された投資主体別売買動向では信託銀行が2週続けて売り越し。年金基金による日本株買い入れ期待の後退も意識される一方、大手メディアが政府による景気判断引き上げの方針を報じるなど、強弱入り混じる展開となっている。依然として先高観が意識されるなか、節目の1万9500円を回復できるかが注目される。  個別では、大手証券が投資判断を引き下げた東京建物 <8804> や、韓国子会社での資金横領疑惑が浮上しているgumi <3903> が下落。きのう大幅高となった反動が意識されたトミタ電機 <6898> や、中国子会社による不適切な取引で債務超過に転落した江守グループホールディングス <9963> も売られている。  半面、今期末配当予想を前期の2倍に増額したヤフー <4689> やニホンフラッシュ <7820> 、26日付で東証1部へ市場変更することが決まった藍澤証券 <8708> などが買い優勢の展開。スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> とのゲーム開発を発表したネクソン <3659> も買われている。(編集担当:松浦直角)
20日の日経平均株価は前日比3円15銭安の1万9479円71銭で寄り付いた。
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2015-03-20 08:30