定時に帰らないと「要領が悪い女」とレッテルを貼られる中国女社会

筆者の友人の女性(中国で現地採用で一部上場日系企業の現地法人で働く)から面白い話を聞きました。
「私の会社、女の事務員が残業すると、中国人スタッフから笑われるんです!」
中国人は確かに残業をしません(厳密にはムダな残業をしないだけですが)。特に女性社員は残業をしません。筆者もその特性はよく知っていたつもりでしたが、まさか女性事務員の残業に、「要領が悪い」というレッテルを貼られるとは思ってもいませんでした。
■事務仕事はデキる、デキナイがハッキリ出る業務
営業マンである筆者からみると、雨の日も風の日も、基本的には会社の中に居れる事務員さんは「楽な仕事」に見えるわけです。ですが日本でも中国でも、事務担当の社員の人には高いタスクの処理能力が要求されます。
要するに、「隣の芝生はなんとやら」と同じで、実際に自分がガッツリ一週間事務作業に従事してみると、いかに大変な仕事であるかが良くわかります。
何より座りっぱなしというのは大変な疲労に繋がりますし、契約事務、経理事務など、数字や文字の間違いすら許されない仕事はボディブローのように身体に堪えてきます。ガチンコでタスクの処理能力が問われる業務ですので、確かにデキる、デキナイがハッキリ出る業務であるとは思うのですが……。
■情に厚い反面、仕事に対する厳しさは日本人の3倍!?
中国人の女性は、とても優しい。優しいのですが、側面に持っているシビアな面のエッジは、日本人のそれと比較すると確かに強烈な「鋭角」とは言えるかもしれません。
「(中国人は)日本人よりも情は厚く優しい。但しシビアさの側面では日本人の3倍厳しい」
中国に30年住む筆者の大先輩から聞かされた上記の言葉は、中国人女性の「現実」でも、キッチリと証明することができそうです。
それが筆者の友人の会社での出来事であったのかもしれません。女性の世界は殿方では知り得ることなどできない不可解な世界です。それは世界共通なのかもしれませんが、日本人と中国人の女性の間で、かなりの違う個性があるのは間違いがないのかもしれませんね。(執筆者:高橋 亮 提供:中国ビジネスヘッドライン)
筆者の友人の女性(中国で現地採用で一部上場日系企業の現地法人で働く)から面白い話を聞きました。
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2015-03-20 12:30