中国主導の「アジア投資銀」・・・参加意向は「理性的な行動」=中国メディア

 中国メディアの深セン商報は20日、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、英国のほかフランス、ドイツ、イタリアも参加意向を示したと伝え、「AIIBに心を動かされないほうがおかしい」と論じた。  記事は、英国、フランス、ドイツ、イタリアについて欧州の主要国であると同時にEUのリーダー的国家であると指摘し、「G7諸国のうち半数がAIIBへの参加する見込みとなった」と指摘した。  さらに、欧州の主要国がAIIBへの参加意向を示したことは「欧州の国もアジアの発展という機会を得るにはAIIBに加わることが良案であり、アジアとともに発展したいという意向があることを示すもの」、「アジアの未来に希望を見出し、投資する価値があると判断した理性的な行動だ」と論じた。  続けて、現在の世界経済には回復の原動力が乏しいと指摘し、AIIBの設立はアジアのインフラ建設の一助になるだけでなく、アジアの社会・経済の発展を促進し、欧州を含めた幅広い国に大きな商機をもたらすだろうと主張した。  また記事は、「アジアのインフラ建設という大きなマーケットに参加し、人民元の国際化も享受できるという世紀のチャンスに対し、心を動かされないほうがおかしい」と主張し、AIIBに欧州の国が参加し、太平洋と大西洋をつなぐことはAIIBの価値を向上させるものだとし、「現在の国際経済における秩序を補完するうえで有益である」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの深セン商報は20日、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、英国のほかフランス、ドイツ、イタリアも参加意向を示したと伝え、「AIIBに心を動かされないほうがおかしい」と論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-03-20 13:45