キヤノン、14年12月期は増収増益を計画、配当は未定

 キヤノン <7751> は29日引け後、14年12月期業績予想を発表。売上高は3兆8500億円(前期比3.2%増)、営業利益は3600億円(同6.7%増)、純利益は2400億円(同4.1%増)を計画した。前提為替レートは1ドル=100円(前期比で約2円円安)、1ユーロ=135円(同約5円円安)。  オフィス向け複合機、レーザープリンターの需要は拡大すると予想し、インクジェットプリンターは縮小傾向の下げ止まりを見込む。また、半導体露光装置はメーカーの在庫状況の改善で設備投資の増加を期待し、フラットパネルディスプレイ露光装置は大型パネル向けの設備投資回復を予想した。一方、レンズ交換式のデジタルカメラは前年並みにとどまり、コンパクトデジタルカメラは低価格モデルを中心に縮小が続く見通し。  13年12月期の売上高は前期比7.2%増の3兆7313億8000万円、営業利益は同4.1%増の3372億7700万円、純利益は同2.6%増の2304億8300万円と、従来計画をやや下回って着地した。なお、前期の年間配当は130円(中間期・期末とも65円)だが、今期については未定。  29日終値は21円高の3070円。(編集担当:宮川子平)
キヤノンは29日引け後、14年12月期業績予想を発表。
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2014-01-29 15:15