お買い得な「日本製品」・・・代理購入「急増」、滞る上海税関=中国メディア

中国メディアの爪游控は19日、円安が進んでいることを背景に「昔と違い、中国人にとって日本の製品は“取るに足らない価格”となり、とてもお買い得だ」と論じる記事を掲載した。
記事は、中国国内では海外にいる個人が中国向けにネット通販で商品を販売する「代理購入」が流行していることを紹介し、「商品の仕入れルートが不透明なネット通販に比べ、日本に滞在している知り合いが直接購入してくれる代理購入のほうが安心であることは間違いない」と指摘した。
さらに、円安が進行したことで「中国人にとって日本の製品はまさに“品質が良く、値段が安い”という言葉を体現する存在になった」と伝え、化粧品や乳幼児製品、家電製品などが大人気だと紹介した。
続けて、日本を訪れる観光客による代理購入のほか、日本で学ぶ留学生による代理購入が増えていることを紹介したうえで「2014年10月から導入された免税対象品目の拡大によって購入コストはさらに低下している」と伝えた。
また、代理購入ビジネスに携わる留学生の話として「代理購入を通じて中国へと送られる貨物が急増したことで上海の税関で貨物が滞る事態が起きている」と紹介し、数週間もあれば届くはずの貨物が現在は2カ月以上もかかっていると紹介した。
続けて記事は、「ここ2年間で日本円は人民元に対して約60%も値下がりした」と伝え、家電製品や魔法瓶、ストッキング、乳幼児向け製品が「品質の高さをそのままに価格が下がった状況」になったと紹介。そのほか、化粧品も人気であると伝えたほか、北海道の土産物として有名な「白い恋人」といったお菓子も人気だと紹介した。(編集担当:村山健二)
中国メディアの爪游控は19日、円安が進んでいることを背景に「昔と違い、中国人にとって日本の製品は“取るに足らない価格”となり、とてもお買い得だ」と論じる記事を掲載した。
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2015-03-21 15:00