イオン、トップバリュ　セレクトから国内ＰＢ初「ギリシャヨーグルト」を新発売

　イオンは２０１５年３月２４日、国内プライベートブランド（ＰＢ）初のギリシャヨーグルト「トップバリュ　セレクト　ギリシャヨーグルト　脂肪ゼロ」を発売する。「イオン」「ダイエー」「マックスバリュ」「スーパーセンター」「ピーコックストア」「ザ・ビッグ」「まいばすけっと」「ミニストップ」「マルナカ」「ウエルシア薬局」などイオングループ約５８００店舗から一斉に発売。イオン限定販売のギリシャスタイルヨーグルトやメーカー商品を合わせ最大１９品目の関連商品を品揃えし、ギリシャヨーグルト市場をけん引する。３月２３日にはイオン品川シーサイド店にて新商品の発売イベントを開催し、「心身ともに健康で暮らしたいというニーズの高まりに積極的に貢献していきたい」（イオン執行役商品担当の柴田英二氏）と、発売まで３年余りの企画・開発期間を経て発売に至ったという「ギリシャヨーグルト」について紹介した。（写真は、イオン品川シーサイド店、「ギリシャヨーグルト」の新商品発売イベントにて。） 　ギリシャヨーグルトはギリシャで伝統的につくられてきたヨーグルトで、水切り製法で水分を除き濃縮させた、クリーミーで濃厚な味わいが特徴。米国を中心に急成長を続けている新しいタイプのヨーグルト。健康に敏感なニューヨーカーなどから、ヘルシーな間食として支持を集め、米国のヨーグルト市場の４０％以上をギリシャヨーグルトが占めるほどの人気を獲得している。 　「トップバリュ　セレクト　ギリシャヨーグルト　脂肪ゼロ」は、水切り製法によってヨーグルト成分を約３倍に濃縮。一般的なプレーンヨーグルトに比べ、高たんぱく（約２倍以上）で濃厚な味わいに仕上がっている。しかも、脂肪ゼロで、一般的なギリシャヨーグルトと比較してカロリーが控えめ。脂肪ゼロのプレーンのギリシャヨーグルトは、国内ではイオンが初めて発売する。 　イオンの柴田氏は「心身ともに健康に暮らしたいというお客さまが増えていることにお応えし、イオンでは“ヘルス＆ウェルネス”が重要なテーマになっています。昨年１０月に『トップバリュ　グルーンアイ』オーガニックシリーズを大幅に商品拡充して発売したことに続いて、今回のギリシャヨーグルトは、『トップバリュ』ブランドからご提案する新しい価値を象徴する商品として満を持して発売する商品です」と、イオンの“ヘルス＆ウェルネス”を象徴する商品に育てたいと語った。 　米国での需要の中心になっている健康や美容、運動に関心の高い人はもとより、たんぱく質摂取量が不足しがちな人もいるといわれるＧ．Ｇ世代（グランド・ジェネレーション）にも、積極的にギリシャヨーグルトを提案していきたいという。 　今回、脂肪ゼロのプレーンタイプについては、デザートや間食としてそのまま食べることの他に、オムレツに混ぜたり、ディップソースにするなど、「調味料のひとつ」としても提案する。そのため、ドライフルーツやカットフルーツ、また、カット野菜など、ギリシャヨーグルトとともに食べる食材を合わせて、店頭での試食販売にも力を入れていく。 　「ギリシャヨーグルトは、米国などでは大きな人気を得ていますが、日本で消費者調査をしても、ほとんどの方が、その存在や、一般のヨーグルトとの違いをご存知ないという結果が出ています。今回の新発売にあたっては、店頭で、まずは体験していただく試食販売をはじめ、店内のＰＯＰやＷＥＢ、また、テレビＣＭなどを通じてギリシャヨーグルトの魅力と、調味料としての使用事例を幅広く紹介し、ギリシャヨーグルトの良さを知っていただくことに注力してまいります」（柴田氏）という。 　販売価格は、「プレーン」（１１０ｇ）の本体価格１２８円（税込１３８円）、「はちみつ」（１１０ｇ）の本体価格１４８円（同１５９円）。年間販売目標は６３０万個で、既存のヨーグルト市場とは異なる新たな市場を開拓していきたいとしている。（編集担当：風間浩）