【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:20日移動平均線が重い
ユーロ/ドルは18日の米連邦公開市場員会(FOMC)後に大きく反発したが、その後は20日移動平均線前後(執筆時点:1.08966ドル)では頭を押さえられる状態が続いている。
本日は17時40分からメスター米クリーブランド連銀総裁が、23時からはウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁および欧州中銀(ECB)のドラギ総裁が、さらに24時45分からは米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長がそれぞれ講演を行う予定となっている。
足元の市場ではFOMCの利上げ開始時期およびペースについての思惑が交錯しており、FOMCメンバーの発言にはバラツキが目立つ。ただ、そうした中でも、FRB副議長であるフィッシャー氏の発言については注目が集まりそうだ。
同副議長が利上げのスタート時期について、6月と9月のどちらに傾いているかを市場は読み取ろうとするだろう。何らかの示唆があれば、市場は神経質に反応しそうだ。6月の利上げを支持していると連想させるような発言があれば、ボリンジャーバンド(MA=20日)の-1シグマ(同:1.06174ドル)辺りまで下げる余地があるとみる。
一方、9月以降の利上げ支持と市場が判断すれば、20日移動平均線を突破し、18日高値1.10435ドルを試す可能性もありそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ユーロ/ドルは18日の米連邦公開市場員会(FOMC)後に大きく反発したが、その後は20日移動平均線前後(執筆時点:1.08966ドル)では頭を押さえられる状態が続いている。
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2015-03-23 18:15