韓国経済の不安要素・・・一部企業が「デフレ」と認識=韓国華字メディア

韓国メディアの亜洲経済の中国語版は23日、韓国の企業の10社のうち7社が「韓国経済がデフレに陥りつつある」と認識していると伝え、企業が今後、設備投資や雇用を抑制する可能性があると指摘、「韓国経済の不安要素になるかも知れない」と危機感を示した。
記事は、韓国国内で大学教授やシンクタンク研究員、企業関係者などを対象に調査が実施されたことを紹介し、40人の企業関係者のうち71.8%が「現在の韓国経済はデフレの初期段階に突入した」と回答したと紹介した。また、調査対象者111人のうち、55%が同様の見解を示したと報じた。
さらに、延世大学の成太胤教授が「消費者物価および生産者物価が実質的にマイナス成長になっていることはデフレに突入したと認識して良い」と述べたことを紹介した。
また記事は、「現在の韓国経済はデフレの初期段階に突入した」と回答したのは企業関係者の71.8%、民間シンクタンクの45.7%、大学教授の45.5%に達したと伝える一方、「この数字は韓国政府および韓国銀行の判断とは大きくかけ離れている」と紹介した。
さらに、韓国経済にとってマイナスとなる最大の外部要因は中国経済などの減速だと指摘し、現代経済研究院の関係者の話として「中国への輸出は韓国の輸出全体の26%を占めており、中国経済の減速は韓国経済の成長率にマイナスになる恐れがある」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディアの亜洲経済の中国語版は23日、企業が今後、設備投資や雇用を抑制する可能性があると指摘、「韓国経済の不安要素になるかも知れない」と危機感を示した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-03-24 12:15