日経平均は40円安で取引終了、高値警戒感の売りと先高期待の買いが交錯

 24日の日経平均株価は前日比40円91銭安の1万9713円45銭と3営業日ぶりに反落して取引を終えた。米国株の下落を背景に売りが先行した。先高期待の根強さから押し目買いが支えになり、いったん日経平均はプラス圏へ浮上したが、高値警戒感もあって利益確定売りが上値を圧迫。下げ幅を100円超に拡大する場面もあった。後場は売り買いが交錯し、小安い水準でもみ合いとなった。  個別では、15年3月期業績予想を下方修正したジーエス・ユアサ コーポレーション <6674> が安い。戸田工業 <4100> は未定としていた15年3月期業績予想で黒字転換を見込んだものの、市場コンセンサスを下回ったとして売りが優勢となった。15年8月期業績予想を下方修正したクラウディア <3607> も軟調。15年3月期の営業利益予想や純利益予想を下方修正したダイヤモンド電機 <6895> も下落した。  半面、前日にストップ高を演じたエーザイ <4523> は連日で急伸した。15年5月期の純利益予想と配当予想を上方修正した古河機械金属 <5715> も堅調。自己株式消却を発表したイチカワ <3513> も物色された。機器のIoT化支える組み込みソフトを新開発したACCESS <4813> はストップ高。(編集担当:宮川子平)
24日の日経平均株価は前日比40円91銭安の1万9713円45銭と3営業日ぶりに反落して取引を終えた。
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2015-03-24 15:00