日本よりも韓国!? 中国資本の「投資規模」に大差=中国メディア

中国メディアの環球網は19日、韓国メディアのNEWSISを引用し、中国と韓国の自由貿易協定(FTA)の締結を前に、中国による韓国への投資が急増していると伝え、「中国資本は日本ではなく、韓国に投資している」と伝えた。
記事は、総合情報サービス会社のMergermarketによるデータとして、2014年における中国の対韓投資は6億3100万米ドル(約754億6000万円)に達し、前年比374%増に達したと紹介。金額ベースでは13年を1億3300万ドル(約159億円)上回った。
続けて、10年における中国の対韓投資はわずか2800万ドル(約33億4800万円)だったと紹介し、15年はすでに14年通年の2倍の規模に迫る勢いであると紹介。さらに、Mergermarketの関係者の話として、13年から中国による対韓投資の規模が急激に拡大していると伝え、15年は中韓FTAが正式に締結される見通しであることから、中国の対韓投資はさらに増加する可能性が高いと報じた。
一方で記事は、中国の対韓投資が急増すると同時に、中国の対日投資の規模は韓国への投資規模に比べると「明らかに差がついた」と伝え、12年の尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題を受け、一時は1300万ドル(約15億5400万円)まで減少した対日投資は13年は3900万ドル(約46億6000万円)、14年は6700万ドル(約80億1200万円)と増加傾向にあるとしつつも、「韓国との差は大きい」と論じた。
続けて記事は、シンガポールのコンサルティング会社の見解として「日中間の投資は政治の影響を受けやすい」とし、尖閣諸島をめぐる対立は近年にないほど日中間の投資に影を落としていると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの環球網は19日、韓国メディアのNewsisを引用し、中国と韓国の自由貿易協定(FTA)の締結を前に、中国による韓国への投資が急増していると伝え、「中国資本は日本ではなく、韓国に投資している」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-03-24 15:45