【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:上値の重い中で迎える2月米CPI

 前週18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後はドル売りがやや優勢となる中、昨日のドル/円は20日移動平均線を一度も回復できずに引けた。足元で上値の重さが見られる中、本日の米2月消費者物価指数に注目したい。  米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ開始時期について見方が分かれる中、事前予想(前年比-0.1%)より弱い結果となれば利上げ開始時期が後ずれするとの見方につながり、ドル売りが一段と強まる公算である。ドル/円は前週18日に下押し目処として機能した75日線(本稿執筆時点では119.147円)を割ると、ボリンジャーバンド2シグマ下限(同、118.746円)に向けた一段安もあるだろう。  23日にフィッシャー米FRB副議長が「『インフレ率が中期目標の2%に向けて回帰することに対しそれなりの自信が持てるようになった時点で』FRBは金融引き締めを実施」と発言。当面は原油安の影響で低インフレが予想される中、よほど予想を上回るインフレ率とならない限り、ドルが買われたとしても一時的と見る。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
前週18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後はドル売りがやや優勢となる中、昨日のドル/円は20日移動平均線を一度も回復できずに引けた。足元で上値の重さが見られる中、本日の米2月消費者物価指数に注目したい。
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2015-03-24 18:15