日系車を好む「広東人」・・・きっかけは「改革開放」=中国メディア

中国メディアの捜狐は24日、中国人消費者にとって「日系車」は複雑な感情を抱く対象であると伝える一方、広東省では日系車が受け入れられていると指摘し、「なぜ広東人は日系車を好むのか」と論じる記事を掲載した。
記事は、広東省は中国でもっとも早くに改革開放の恩恵を受け、豊かになった省の1つであると指摘し、「まさに改革開放の“尖兵”であり、模範となった省だ」と指摘。
続けて、改革開放によって初めて日系車に接した広東人にとって、当時の日系車のイメージといえば「美しい外観やインテリア、ため息が漏れるほど優秀な性能」であり、質は高く価格は手ごろな車であると認識されていたと報じた。
さらに、広東人にとって幼少のころの自動車に対するイメージといえば「街中で容易に見かけることが出来た“クラウン”や“ブルーバード”といった日系車であったはず」とし、日系車は今でも広東省で高いシェアを有していることを指摘し、なぜ日系車は広東省で一定の成功をおさめることができたのだろうかと論じた。
記事は、広東省の自動車市場は「広州プジョーの失敗を経て、ホンダの合弁会社である広汽本田やトヨタの合弁会社である広州トヨタが成功を収めた」経緯があることを紹介し、さらに日産も含めた日系3社が広東省で「長年にわたって根を張った」成果が、改革開放の恩恵をもっとも初期から享受し、理性的かつ実用性を重んじる広東人に日系車の確固たるブランドイメージを植えつけたと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの捜狐は24日、「なぜ広東人は日系車を好むのか」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-03-25 09:30