日経平均は32円高と反発、高値警戒で上値限定的、一時170円超安の場面も
25日の日経平均株価は前日比32円75銭高の1万9746円20銭と反発して取引を終えた。配当取りの動きに加えて先高期待の根強さから買いが先行したものの、高値警戒感もあって買いは続かず上値は限られた。先物へのまとまった売りが観測され、後場寄り直後に日経平均は急落し、下げ幅を170円超に拡大する場面があった。
個別では、出版社向けPOD流通サービスを開始すると発表したインプレスホールディングス <9479> がストップ高を演じた。15年3月期業績予想の上方修正と期末配当予想の増額を発表した参天製薬 <4536> や、沖電線 <5815> も高い。配当予想を上方修正した前田建設工業 <1824> も買われた。ビッグデータ領域でのFPGA活用推進で電気通信大学との技術提携を発表した日本ラッド <4736> もストップ高。
半面、15年3月期利益予想を下方修正したインターネットイニシアティブ(IIJ) <3774> は大幅安。ブラジル関連会社の保有プロジェクトで損失発生の可能性が高まったとした東洋エンジニアリング <6330> も安い。連日で急伸したエーザイ <4523> は利益確定売りに押され、日経平均採用銘柄では値下がり率トップとなった。(編集担当:宮川子平)
25日の日経平均株価は前日比32円75銭高の1万9746円20銭と反発して取引を終えた。
japan,economic
2015-03-25 15:00