【株式市場】日経平均など次第に強含み新規上場３銘柄はシンデンがストップ高

◆日経平均の終値は１万９７４６円２０銭（３２円７５銭高）、ＴＯＰＩＸは１５９２．０１ポイント（４．４２ポイント高）、出来高概算（東証１部）は２１億４６４７万株 　２５日後場の東京株式市場は、昼１２時頃に円相場が１ドル１１９円台半ばの円高基調となったため、株価指数の先物主導で日経平均が後場寄り後に一時１７１円２３銭安（１万９５４２円２２銭）まで下げる場面があった。しかし、たとえば重電御三家の中では東芝 <6502> が値を保ち、精密大手ではニコン <7731> が堅調などと強い銘柄が少なくなく、日経平均は大引けにかけて堅調転換して前日比反発となった。日経ＪＡＳＤＡＱ平均も堅調転換し、東証マザーズ指数は小安い。 　三菱地所 <8802> が特損発表にもかかわらず後場寄り後に軟調だった程度で続伸となり、鹿島 <1812> は建設セクターの出遅れ修正高や固有の収益力などが言われて高値を更新。住友商事 <8053> は１４時に業績予想の減額を発表したが、一時軟調転換しただけでしっかり。ＣＹＢＥＲＤＹＮＥ <7779> （東マ）は１３時の装着型ロボの医療機器申請発表を好感して急伸した。 ◆本日も３銘柄が新規上場となりシンデン・ハイテックスはストップ高 ☆シンデン・ハイテックス <3131> （ＪＱＳ）は液晶、半導体などの仕入れ販売を行い、９時２２分に公開価格２７４０円に対し１２％高の３０７５円で初値がつき、ウェアラブル端末関連株の村田製作所（３９１１）などの活況高を受けて後場寄り後に本日のストップ高の３７７５円まで上げ、終値もストップ高のままとなった。 ☆Ａｉｍｉｎｇ（エイミング） <3911> （東マ）はオンラインゲーム「剣と魔法のログレス～いにしえの女神～」などで知られ、やはり９時２２分に公開価格９２０円に対し１２％高の１０３２円で初値をつけ、高値は後場の１３１９円、終値は１１２６円。 ☆ハウスドゥ <3457> （東マ）は不動産業で、１０時２５分に公開価格３６００円に対し４７％高の５３００円で初値をつけ、高値は５３２０円、終値は４３００円。 　東証１部の出来高概算は２１億４６４７万株（前引けは９億８７７４万株）、売買代金は２兆５６２２億円（同１兆１４３１億円）。１部上場１８７６銘柄のうち、値上がり銘柄数は８５１（同７３６）銘柄、値下がり銘柄数は８９１（同９６１）銘柄。 　また、東証３３業種別指数のうち値上がりした業種は２５業種（同１８業種）となり、値上がり率上位の業種は、繊維製品、その他製品、不動産、食料品、電力・ガス、建設、化学、機械、電気機器、などだった。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）