日経平均は140円安スタート、米国株安と円高進行で売り優勢の展開

 26日の日経平均株価は前日比140円60銭安の1万9605円60銭で寄り付いた。米国市場の大幅下落やドル・円が円高方向に振れていることから反落して取引を開始。2万円の大台を前に相場の過熱感も意識されるなか、利益確定売りが出やすい状況となっている。一方、3月決算銘柄の権利付最終日とあって、配当取りに絡む買い需要も意識される。  個別では、資源価格下落の影響で今期850億円の最終赤字となる見通しの住友商事 <8053> や、大手証券が投資判断と目標株価を引き下げたLIXILグループ <5938> が下落。免震ゴム製品に関する新たな疑義が浮上した東洋ゴム工業 <5105> や、今期の業績予想を一転して最終赤字とした近鉄百貨店 <8244> も売られている。  半面、株主優待でゲーム内の仮想通貨を贈呈するガーラ <4777> や、ECサイト運営企業を買収するリブセンス <6054> が上昇。自動コンテンツ認識技術企業と資本・業務提携するALBERT <3906> や、今期の期末配当予想を上方修正した三社電機製作所 <6882> も買われている。(編集担当:松浦直角)
26日の日経平均株価は前日比140円60銭安の1万9605円60銭で寄り付いた。
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2015-03-26 08:45