韓国企業の「世界を驚かせる奇跡」・・・成功の秘訣=中国メディア

中国メディアの毎経網は24日、世界を驚かせる奇跡を起こし続ける韓国の企業に学ぶべき点が多いと主張する記事を掲載し、サムスンやLG、現代など韓国企業の「成功の秘訣」を論じた。
記事は、1997年のアジア金融危機や2008年の世界金融危機などを乗り越え、韓国はどのようにしてサムスンなど世界に名だたる企業を輩出できたのかと疑問を投げかけたうえで、まずサムスンの成功の要因について「絶え間ない変化を求める“危機意識”」にあると主張した。
続けて、1938年に創業したサムスンに対し、「すでに77年の歴史を持つ同グループの製品やサービスは韓国人の日常生活に浸透している」と紹介し、85社ものグループ企業を持ち、世界の約70カ国で事業を展開していると報じた。さらに、サムスングループの大中華区総裁がかつて「現状に安んずることなく常に変化を求める危機意識こそサムスンの変革および発展の原動力」と述べていたことを紹介した。
また記事は現代について「かつては韓国の5大財閥のひとつだったが、分裂してしまった」と紹介する一方、今なお現代の各グループは創設者である鄭周永の「現場主義」という理念を受け継いでいると報じた。
さらに、鄭周永が設立した現代自動車が韓国の自動車メーカーとして最大の企業だった起亜自動車をごく短期間で追いぬくことが出来たのは「現場主義」という理念があってこそと指摘し、「家族や親族を経営の最前線に立たせ、さらに韓国で当時、あまり重宝されなかった理工学部出身者を積極的に登用し、現場の管理に当たらせた」と報じた。
続けて記事は、LGについて「サムスンに次ぐ規模の大グループ企業」であるとし、世界171の国と地域で事業を展開していると紹介。さらにLGは創始者である具仁会(グ・インフェ)氏が“徒手空拳”で事業を始め、拡大させた企業だと指摘したうえで、2代目の具滋ギョン(ク・ジャギョン)氏はLGが大きく成長しても「世界の企業に追いつくためには、人が休んでいる時にも前進を続ける必要があり、人が歩くならばわれわれは走らなければならない」と極めて強い危機意識を持っていたと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの毎経網は24日、世界を驚かせる奇跡を起こし続ける韓国の企業に学ぶべき点が多いと主張する記事を掲載し、サムスンやLG、現代など韓国企業の「成功の秘訣」を論じた。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,korea
2015-03-26 09:45