中国の「テレビ技術」・・・世界との差を縮めている=中国メディア

中国メディアの捜狐は25日、テレビ技術の発展の歴史は「ある意味ではディスプレイ技術の進歩の歴史と言える」とし、かつては組み立てだけに終始していた中国のテレビメーカーは液晶テレビの普及とともに世界との差を縮めていると論じた。
記事は、ディスプレイ技術こそ中国のテレビメーカーの発展における「アキレス腱だった」と指摘し、白物家電業界が早々に主導権を握ったことと相対的に「中国のテレビメーカーは日本や韓国企業がディスプレイ技術を掌握したことから産業の発展における主導権を握ることができなかった」と論じた。
だが、中国のテレビメーカーが「日韓企業に技術を掌握されている局面は2015年に入ってから徐々に変化が見られる」とし、中国の電機メーカーの海信(ハイセンス)は自主開発したULEDテレビで高級テレビ市場で差別化を図り、サムスンなどの追随を招いたと紹介。
また、電気機器メーカーのTCLが世界に先駆けて量子ドットテレビを発表したことなどを挙げ、「中国のテレビメーカーが液晶テレビ産業における主導権を握りつつある」と主張し、そのほか「生産能力においても日韓企業との差を縮めている」と論じた。
さらに記事は、市場調査会社のDisplaySearchによるデータとして、2014年における世界の4Kテレビの出荷台数でハイセンスが11.3%で世界トップ3に入ったと主張。さらに中国の4Kテレビ市場では「サムスンが唯一、外資ブランドとしてトップ5に入ったほかは、すべて中国企業が占めた」と報じた。
続けて、日韓のメーカーが「力と力の勝負を繰り広げる背後」で、中国企業はディスプレイ技術を高めていると指摘し、中国電子視像行業協会副秘書長の彭健鋒氏の発言として「知的財産権や特許を持たず、かつては組み立てだけに終始していた中国のテレビメーカーは液晶テレビの普及とともに世界との差を縮めている」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は捜狐の25日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの捜狐は25日、テレビ技術の発展の歴史は「ある意味ではディスプレイ技術の進歩の歴史と言える」とし、かつては組み立てだけに終始していた中国のテレビメーカーは液晶テレビの普及とともに世界との差を縮めていると論じた。(写真は捜狐の25日付報道の画面キャプチャ)
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2015-03-26 12:00