日経平均終値は275円安と反落、円高進行で戻りの鈍い展開に
26日の日経平均株価は、前日比275円08銭安の1万9471円12銭と反落。朝方は、昨晩の米国株安を背景に140円安で取引を開始した。地合いの弱さが意識されると、一時、1万9400円台を割り込む水準まで下落。その後は、徐々に押し目買いが入ったことで下げ幅をやや縮小したものの、ドル・円が118円台まで円高方向に振れたことが重しとなり、戻りの鈍い展開となった。
個別では、大手証券が投資判断と目標株価を引き下げたLIXILグループ <5938> や、今期の純利益予想を76%減額した今仙電機製作所 <7266> が下落。東証が開示内容の虚偽があったとして「公表措置」を適用したSOL Holdings <6636> や、免震ゴム製品に関する新たな疑義が浮上した東洋ゴム工業 <5105> も売られた。
一方、ECサイト運営企業の買収を発表したリブセンス <6054> や、今期の経常益予想を前期比2.1倍に拡大したオルガノ <6368> が上昇。中間期利益予想を上方修正した鉄人化計画 <2404> や、ヒアルロン酸の産生量を増やす新素材を開発したファーマフーズ <2929> も買われた。
業種別では、海運、その他金融、空運などが下落した一方、鉱業と石油石炭製品は上昇した。(編集担当:松浦直角)
26日の日経平均株価は、前日比275円08銭安の1万9471円12銭と反落。
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2015-03-26 15:00